パッド印刷の基本
平らな面のみでなく、曲線的な箇所にも印刷が可能なパッド印刷。多種多様な商品に印刷をすることができるパッド印刷の特徴やパッド印刷対応のノベルティグッズをご紹介します。ノベルティグッズ作成の際に、ぜひご参考ください。
1. パッド印刷とは?
パッド印刷とは、凹版を使用して板の上に乗せたインクをシリコン製のパッドに乗せたあと商品に印刷を行う技法です。柔軟なシリコンパッドで印刷するため、平らな面だけではなく若干のカーブやデコボコした面にも名入れをすることが可能です。
他の印刷方法に比べパッド印刷が費用的に割安なため最も利用が多い印刷方法です。また、小さな文字やロゴマークなども表現しやすいため再現性の高い印刷方法です。
パッド印刷の魅力
パッド印刷はプラスチック素材・金属・ガラス・セラミックなどの多様な基材に対応できる強い汎用性を持っています。この印刷方法は、高い精度と表現豊かな描写能力があり、ボールペンやライターなど小さく曲線的な商品への印刷は一般的な印刷技術では対応が難しいですが、パッド印刷はそのような難易度の高い印刷も容易にこなすことができます。なぜなら、シリコンパッドが柔軟性に富み、基材の形状に合わせてインクを転写することができるからです。
2. 特徴
パッド印刷は、多種多様なアイテムに印刷できる印刷技術です。平面だけではなく、球体や凹凸がある物体にもきれいな印刷が可能で、精細なデザインやロゴを施すことができるのが特徴です。また、インクの乾燥速度が速いため、大量生産にも適しています。
▼凹凸に対応
シリコン製のパッドで印刷するので、凹凸のある商品にも印刷をすることができる。
▼低コスト
インク使用量も少なく、短時間で大量生産が可能なため、低コストで印刷ができる。
▼細かい再現性
ボールペンなどの印刷面が少ない小さめな商品にも、細かいデザインの印刷をすることができる。
3. 印刷工程
①データの用意
イラストレーターのデータで製版を行い、凹版になった部分にインクを流し込む。
②固定
位置がずれないように商品をしっかり押さえて固定する。
③印刷
インクが付いたシリコンパッドで印刷。
④乾燥
写ったインクが乾くまで保管し、完成。
4. 注意点
パッド印刷は、多種多様なアイテムに印刷をすることが可能ですが、その魅力を最大限活かすためには、いくつかの注意点があります。
▼印刷サイズ・範囲に限界がある
シリコンパッドのサイズ・形状から、対応できる印刷サイズが限られている。
▼広いベタ面では印刷にムラができることがある
広いベタ塗り面はインクが均一になりにくく、印刷にムラができることがある。パッド印刷では、塗りつぶし面積が多くなるようなデザインはできるだけ避ける方が良い。
▼グラデーションや中間色の印刷には不向き
多色印刷では1色ごとに版を製作し、刷り色を重ねていくため、版ズレを起こしやすく、濃淡表現やグラデーションの再現が苦手。
5. パッド印刷対応のおすすめノベルティグッズ
パッド印刷は、幅広いノベルティグッズとの相性が良い印刷方法です。そのため、ターゲットに合わせたアイテムを選ぶことで、高い販促効果が見込めます。配布するターゲットを明確にした上で、最適なノベルティグッズを選びましょう。パッド印刷対応のおすすめノベルティグッズをご紹介します。
カバー付 フセンメモ
ミニフセンメモ5色を名刺サイズのカバーにセットしました。印刷可能部分が白地なので、名入れも映えます。
■フセン枚数:各25枚
単価:28円 (税込31円)
カラフルグリップボールペン
プリントが映えるシンプルなホワイトボディにカラフルなグリップを合わせたボールペン。長時間の筆記でも疲れにくいラバーグリップ付きです。
■黒インク0.7mm芯
単価:20円 (税込22円)
アルミカードケース
シンプルで年齢性別を問わずにお使いいただける軽量なアルミ製カードケース。名刺だけではなく、診察券やポイントカードなども収納ができます。
■名刺収納目安:約15枚
単価:120円 (税込132円)
バンブー コンパクトカトラリー
竹繊維とプラスチックを混合して作られたコンパクトなカトラリーセット。プラスチックの使用量を削減する環境に優しいアイテムです。竹は成長が早く豊富な資源供給が可能なため環境保護に貢献します。
■耐熱温度:100℃
単価:110円 (税込121円)
バンブー エコマグカップ (350ml)
竹繊維と樹脂を混合して作られたマグカップ。
プラスチックの使用量を削減する環境に優しいアイテムです。軽量ながら容量も350mlと充分かつ割れにくいので使い勝手も抜群です。
■耐熱温度100℃
単価:100円 (税込110円)